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2018年、どんな映画を観てきた?-こんな映画を観てきた、2018年。

 僕は映画鑑賞情報を、KINENOTEというキネマ旬報のサイトで記録しており、データを取り出すことができるので、ちょっと参考までに今年の傾向と私的ランキングをまとめてみた。

 劇場鑑賞本数:延べ61本(複数回観たもの含む)
※この他に東京国際映画祭にてKINENOTEに登録の無い新作(『BNK48: Girls Don't Cry』) が1本、仙台メディアテークで観た若手監督の日本映画(なんだっけ?)と、アテネフランセ文化センターで観た映画が数本あったはず。アテネフランセのときに上映後、中原昌也氏のトークがあったのだが、ちょうど中原氏の父が亡くなったとの報が入ったというタイミングで、映画も何もかも吹っ飛んでしまった。


 映画館ランキングベスト5は以下の通り

1位:7回 新宿ピカデリー
2位:5回 新宿武蔵野館
2位:5回 早稲田松竹
2位:5回 TジョイSEIBU大泉
2位:4回 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋

 振り返ってみると、意外に新宿ピカデリーが多いことにびっくりした。内2本は爆音映画祭で連続で観たウォン・カーウァイ天使の涙』『恋する惑星』である。今年の特徴としては、車に乗ってわざわざシネコンに行くのではなく、新宿等のアクセスの良い大都市で、何かの用事と合わせて映画を観るという効率重視への変化があっただと自己分析できる。新宿のフィットネスクラブに通っているので、仕事にフィットネスクラブに行った後、新宿武蔵野館のレイトショーを観るという、充実しまくった日も何度かあったことを思い出した。
 
 早稲田松竹では、1週間のうちにホン・サンスを3本観たのが大きい。
 
 TジョイSEIBU大泉は、吉祥寺バウスシアター無き後、車を手に入れた僕のホームシアターである。
 
 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋は、シネコンではあるのだが、都内でここくらいしかちょうど良い時間にやっていないというような絶妙な映画が混じってくるので見逃せない。配給の関係だろうか。ちなみに僕がこの映画館で観た映画は、『カメラを止めるな!』『リバーズ・エッジ』『寝ても覚めても』『アイドル(SKE48のドキュメンタリー)』と、めちゃめちゃ“強い”ラインナップだ。

 ユーロスペースイメージフォーラムはもっと通っている記憶があったが年間を通じるとどちらも数回ずつという結果であった。来年からはこれらの映画館でかかるような映画を、全てまとめて観れることになるかも知れない最強の映画館、われらが『アップリンク吉祥寺』がオープンしたので、僕の映画館ランキングを席巻することは間違いない。
 
 ちなみに、ココロヲ動かす・映画館・〇(通称ココマルシアター)で観た映画は昨年に引き続き0本だ。あんなものにクラウドファンディングで出資してしまったことは一生の恥としてこれからも強く生きていこうと思う。
 
 
 好きすぎて2回観に行った映画はこの4本だ。
わたしたちの家』(監督:清原惟)
志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(監督:湯浅弘章)
寝ても覚めても』(監督:濱口竜介)
覚悟はいいかそこの女子。』(監督:井口昇)


KINENOTEで映画評点も付けているので、上位をピックアップする。

まず、100点満点は4本

覚悟はいいかそこの女子。』(2回目鑑賞時)
寝ても覚めても』(2回目鑑賞時)
天使の涙』『恋する惑星』(爆音映画祭

全盛期ウォン・カーウァイの映画なんて、全部100点満点以外付くわけが無い。他に『欲望の翼』もリマスターか何かで今年の初めに上映されたのを観に行った。

99点
寝ても覚めても』(初回鑑賞時)

95点
南瓜とマヨネーズ』(監督:冨永昌敬)(年またぎ2回目鑑賞時)

94点
志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2回目鑑賞時)

91点
『正しい日 間違えた日』(監督:ホン・サンス)

90点は多数有り。特徴的なものを挙げておこう。
わたしたちの家
『聖なるもの』『花に嵐』(監督:岩切一空)
ちはやふる 結び』
カメラを止めるな!

岩切一空の映画は2本とも面白かった。また観たい。


評点は鑑賞後のノリと勢いだけで付けており、そこまで深く考えてもいないので、参考にしつつも純粋に今年初公開の作品のランキングを付けるとするとこんな結果になった。

1位『寝ても覚めても
2位『覚悟はいいかそこの女子。
3位『志乃ちゃんは自分の名前が言えない
4位『わたしたちの家
5位『リバーズ・エッジ
6位『カメラを止めるな!
7位『あみこ』
8位『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
9位『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
10位『少女邂逅


日本映画ばっかりだ!
今年は1位と2位の主演を独占した唐田えりかさんがナンバー1でした!
ただのファン!

 

 

 今回もひらがなけやき1stアルバム『走り出す瞬間』の感想をしぶとく書いていくぞ。

 

No13「未熟な怒り」

歌唱メンバー:金村美玖、河田陽菜、小坂菜緒富田鈴花丹生明里、濱岸ひより、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂

作曲:バグベア 編曲:野中"まさ"雄一


サイレントマジョリティー」を書いたバグベアの曲だ。一番大きく聞こえるのは誰の唄声だろう。声量は無いがとても良い声。
しかし、この曲のようにジプシー音楽的なアレンジは、歌謡曲、Jpopに頻繁に登場するが、いったいどういう需要があるのだろうか。(「世界に一つだけの花」のような、アイリッシュトラッド風味は相性の良さも含めて納得できるのだが)曲で表現したいことが、アレンジと合っていないように感じる。